
東京都国立近代美術館へ
「高梨豊 光のフィールドノート」展を見に行く。森山大道はあまりに天才過ぎてしばしばついていけないのだが、高梨豊の写真はどれもとても普通なのに魅かれるものが多い。60年代から時代ごとに「都市へ」「東京人」などの写真集のテーマごとに展示されており、すごく共感できた。
夜タモリの「エチカの鏡」で遺影写真家というのをやっていた。60歳代のカメラマンの職業観というか生き方のようなものがなかなか興味深い。商業カメラマンとして大成功した時期を経て、デジタルカメラの普及、コンピューターによる後処理についていけなくなったという。で、貯金をはたき自分の写真館で遺影写真家を始めたのだと。経済的自由を得て老後を遊んで暮らすよりも、好きなカメラマンを死ぬまで続け、遺影写真を撮って顧客に感謝されるほうがイイと。
いろいろな感じ方、考え方、生き方がある…